新緑の世界と労働者の集い

先日ニッポンから再びNYに戻ってみると新緑の深さが気持ちの良い季節に
早変わりしていた。　気温は日本よりは若干寒い日々が続いているように
思うが、それよりも木々に生い茂る新緑に新たなパワーを感じる。



で一昨日。建設中のフリーダムタワーがエンパイアを抜いてNYで一番の高さに
なったとか。　101階部の鉄骨が建てられた事で高さは387メートルになり
とうとう一番の高さになった。もちろん建設は現在も進行中でまだまだ高くなる
のだが、10年経ってようやくここまで来たのかと思うと当時を知っている者と
しては何だか時の流れを感じて感傷に浸ってしまった。



ところ変わって昨日のユニオンスクエア。5/1はメーデーという事もあり
大勢の労働者や組合の方が集結して熱い演説を行っていた。







そんな中で一部のデモ隊は「ウォール街を占拠せよ」というスローガンの元
NYの中心、５番街を行進し「富を公平に分配しろ！」などとシュプレヒコールを
上げながら一時は車道を完全に占拠し警官隊との間で小競り合いになった。
経済格差の解消を訴える抗議行動から始まった一連の動きは去年の１１月以降
一旦は下火となったが、メーデーに呼応するかのように再び動きを開始した。



今年は大統領選挙が行われるだけにアメリカ国民の政治に対する要求も
殊の外高い。参加した人々は選挙の年だからこそ声をあげる意味があると
声高に訴えていた。この事が今年１１月の選挙にどういう影響が出てくる
のか？人々の注目を集めている。