
NYマンハッタンから車で2時間。ロングアイランドの先の方には長閑な田園風景
が広がっている。蟹の爪の形をしたこの半島の上側に目的の場所があるわけだが、
今日は天気も快晴で絶好のドライブ日和、車窓から見える風景は木々の緑が眩しく
道々にはオーガニック野菜や色とりどりの花が飾られた直売所なども並んでいる。



ワイナリー街道というこの道の左右を見渡すと、所々にワインマークの看板が
出て来始めた。すかさず一軒目のワイナリーに入ってみると、母屋の目の前には
広大な葡萄畑が広がっていた。この時期の葡萄はまだ実の形が何となく出来た
ばかりの状態で可愛らしい。これがあと数カ月もすると実をたわわに付け美味しい
ワインの原料になる。



今回のワイナリー行きには10年来の友人夫妻がご一緒なのだが、この二人が
初めて会った場所がまさにこのワイナリーなのである。結婚10周年の記念に
やはりここは外せないでしょう?とお連れした。あれから二人が結婚したと
思うと何だか感慨無量である。そんな二人の思い出の旅なのだが、きっちり
我が家の家族も便乗させて頂いた。


ワイナリーと言えばテイスティング。残念ながら子供連れでしかも運転者
なので味見は妻に任せてその反応を探る、友人夫妻のワインに対する評価は
辛口で間違い無いので、そのリアクションも考慮した上で我が家に持ち帰る
ワインを慎重に吟味した。



この地域には街道沿いに50を超えるワイナリーが点在しており、気持ち的には
一軒づつ吟味して行きたいところだが、大体4〜5件が限界のようだ。我々も
一軒、また一軒と着実に潰していったのだが、テイスティングも20銘柄を超える
と少量づつとは言え、総計でグラスワインを2杯はしっかり飲んでいる事になり
最後は良く解らなくなってしまう。


なので頃合いを見計らって良かったワインを一本購入し、葡萄畑を見ながら
皆でお弁当を頂いた。赤ワインに合いそうな摘みを数種類用意して来たので
売れ行きも良い感じ。新緑の緑とゆったりとした風景を眺めながらのランチは
休日の過ごし方としては最高なひと時だった。因に自分はこっそり持ち込んだ
ノンアルコールビールをチビチビやってました...。



子供達も芝生の上を走り回り、太陽の光をいっぱいに浴びて楽しそうでした。
日本ではワインとしてはほとんど知名度が無いロングアイランドワインですが、
おみやげに日本に持って帰ると、NYワインという事で結構珍しがられます。
マンハッタン観光も良いですが、ロングアイランドでビーチとワインを楽しむ
というのもなかなか良いもんですよ。
PAUMAKOK VINEYARDS
1074 Main Road
Aquebogue . NY 11931
(631)722-8800
http://www.paumanok.com/
The LENZ Winery
38355 Main Road
Peconic . NY 11958
(631)734-6010
http://www.lenzwine.com/Home.htm
MACARI VINEYARDS
24385 Main Road
Aqueboque . NY 11935
(631)734-7070
http://www.macariwines.com/index.ihtml?flash=no
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