
極寒のNYを飛び出し、未だ未開の地が多い中米はニカラグアへ。
首都マナグアは中米特有の混沌とした雰囲気を残しつつも、首都
らしいランドマークも史跡も殆ど無い閑散とした街だ。
これは1979年まで続いた独裁と1972年の大地震とが相まって
この国の発展をストップさせてしまい、今日でもその影響をかなり
引きずっているからなのかもしれない。旧市街のカテドラルは
大地震後、修復される事も無いまま朽ちていくように放置されていて
街には人影も少ない。市内の一部では危険地帯が設定されていて
未だに強盗の類も結構出没するという。なのでシューズはもちろん
持って行ったのだが、早々にランニング禁止を言い渡された...。

今は乾季のこの国は平均気温が28℃とそれはもう熱い..
全く持ってNYCとは大違いだ。そんな中、干ばつで草木も疎らな
山岳地帯に分け入ると、当然と言うか予想はしていたが、舗装路が
途切れるとかなり気合の入った悪路になる。突起した岩山を越え
道無き道を進んでいて今日ほど大型四駆をレンタルしといて良かった
と思った時はなかった。その内、電気も通っていないかなりの奥地へ
入って行くとようやく目的の大地が現れた。

タランチュラ.. リアルにコイツを捕獲しにきました。五百円玉くらいの
巣穴を発見して掘り進めて行くと、奥にモゾモゾと動く生き物が..
直ぐに毒々しい姿をした彼らが引っ張りだされ、あろうことか手掴みで
引っ張りだす始末... もちろん毒アリです...。その後そこら中から捕獲される
タランチュラの入れ食い状態。「お尻がプルプルしだしたら危険なんで気を
付けてね♡」という現地ハンターの笑顔にとても獰猛だと思っていた彼らへ
の認識が少し変わりました。小型のタランチュラは無造作に放され、地表を
あっちへこっちへ。あの〜今晩はテントなんですけど...。そんなこんなで
街でも山でもランニングは禁止されたのでありました。
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タランチュラ・・・テントで寝てても気が気じゃなかったのでは?
走れないのは残念でしたが、安全第一ですよね