セビーチェの国へ

久しぶりの南米はペルーの首都リマ。思い出すのはアメリカに渡ったばかりの
96年に起こった日本大使公邸人質事件。半年以上の立て篭もり、そして突入。
阿鼻叫喚、銃撃に流れ弾。そんな公邸跡地は更地になって随分経つが、外壁に
残る銃痕を見ると当時の激しさが思い起こされる。



と、そんな当時を偲んだ後は夕方時間が出来たので早速Runとばかりに
外に飛び出した。持ち時間は1時間半、となればこんなところかと当たりを
付けて海岸線を見ながらの10kmコースを設定した。太平洋に面した海岸線
は、絶壁の上に気持の良いランニングコースを設けていて、波間に漂う
サーファー達やナスカの地上絵を模写した花壇を見ながら飽きないコースに
なっている。ミラフローレンスのカテドラル前に広がるケネディ公園には
夕涼みのカップルが楽しそうに会話をしていて、その対面の屋台街には何だか
美味そうな匂いが漂い、ピスコをやりながら舌鼓を打つオジさん達が陽気な
笑顔を向けて来た。平和だなぁ〜、そんな夕方の10kmRunでした。


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