
先週は北の実験に右往左往し、ボストン出張で
ヘトヘトになり−10℃に縮こまった1週間でした..
当然練習も出来ずに悶々としていたわけで、
そのモヤモヤを吹き飛ばすが如く、本日は毎年恒例の
橋練2016を開催致しました。
マンハッタンの東を流れるイーストリバー。
その川に掛かる橋を交互に渡り南下するというコース。
ミッドタウンの中心にあるグランドセントラル駅前からの
スタートでおよそ20マイル(32km)のロング走です。
先日の寒波からいくらかマシになった5℃というコンディション。
まずは42Stを1Aveまで走り、そこから北上して最初の橋である
クィーンズボロ橋に向かいます。
先に先行しているメンバーもいる為、後発のグループの顔を
見回すと速い人達ばかり.. 早速最初の橋の上りに入ると何故か
スイッチが入ったようにスピードが上がります..
最初は皆さん元気が良いのでそのスピードに引っ張られて
ぐいぐい上って行きますが、あきらかにオーバーペース..
これでは最後まで保たないと強制的にペーサーがチェンジされ
km5'30"くらいに落ち着きました。
クィーンズ側に渡ると、NYCマラソンのコースを逆走するように
なぞりながらブルックリンに南下して行きます。開発著しい
ロングアイランドシティー(LIC)を抜け、ブラスキー橋を渡ると
そこはもうブルックリン。
グリーンポイントというポーリッシュタウンを抜けて行くのですが
こちらも再開発が進んでいてシャレオツな店が立ち並んでいます。
ブルックリンの再開発は南端から北上している為、地価が上がった
エリアから逃れるようにアーティスト達も北上を続けているらしい。
その内、イーストリバー沿いのブルックリンとクィーンズの沿岸は
どこに行っても洗練された街になるんだろうな。嬉しいような
悲しいような、そんな気分です。
さて川沿いを南下する事10km地点。2つ目のウィリアムスバーグ橋が
見えて来ました。この辺りは十分に開発が進んだオシャレなエリア。
橋のブルックリン側の袂にはステーキの名店「ピタールーガー」があり
旨いドライエイジドビーフを食わせてくれます。あ〜ステーキ食いて〜。
そのウィリアムスバーグ橋をマンハッタン側に渡ると、再びイーストリバー
の遊歩道を走り南下し、チャイナタウンの中をくねくね曲がりながら
今度はマンハッタン橋に取り付きます。
このウィリアムスバーグ橋、マンハッタン橋、ブルックリン橋はそれぞれの
頭文字を取ってBMWと言われていて、どの橋も目に見える範囲に掛かって
いるので、この辺りが橋練の橋練たる所以で全長2.5kmから3kmの橋を
交互に渡り、勾配を使った坂練の応酬という感じになります。
上りになった瞬間に誰かがペースを上げ、それに追随する我々..
ちょっとづつギアが上がって行くのに反応して心肺のばくばくさ加減は
MAXになって行きます。
最後のブルックリン橋をマンハッタン側に戻ると残りは川沿いを国連前まで
6kmの道程。ここからは各々のマラソンペースで走る為、皆さんガンガンに
上げて行きます。よ〜やるわ.. 30km地点まで上げて、残りの2kmはダウンに
してようやく20マイルを走り切りました。あ〜疲れた...
走った後は打ち上げと言う事で皆さんは行ってしまいましたが、こちらは
明日からまた出張で準備もある事から断念。ミッドタウンでサクッと
ラーメンでカーボinして帰りました。
最近のNYCは日の出は遅く日の入りは早い、超冬型の天気な為、平日の練習が
結構難しくなってきているので、週末のロングはかなり貴重で大歓迎なのです。
明日からはNYC以上に極寒の地デトロイトに出張なので、走るのはちょっと
無理っぽい事から、1月はこういう練習が増えそうです。今の内にロングで
しっかりと距離の耐性だけは作っておいて、暖かくなってきてからスピードに
シフトして行けたらと思います。
この橋練、観光でNYに来ているランナーにも超お勧めの良いコースなので
これを読んでいる方には是非試して頂きたいものです。
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