

本日の朝は折角の天気なのにグダグダで走れなかったので、その悔しさを多少紛らわ
そうと帰宅Runをする事に。19時半に会社を出てみると、外はまだ明るくて帰宅を急
ぐ人の波が続いている。6番街の46Stをスタートして南下し、エンパイヤステートビル
が見えたところで左折して進路を東へ。右手にはブライアントパークの木々の緑が濃く
ビルに囲まれた中でも、この公園があるおかげで随分開放感がある。


そのブライアントパークの裏手、5番街に回ってみるとNYパブリックライブラリーの
重厚な佇まいを見る事ができる。両サイドに鎮座するライオンの像も夕暮れの光の中で
いつもより威厳に満ちて見える。そのまま42Stを東に進むと今度はマンハッタンの
玄関口であるグランドセントラルステーションとクライスラービルの素敵なデュエット
が伺える。赤い光線に照らされた中を駅に向かう人の流れ、そんな黄昏に情緒を感じ
た。


そのまま更に42Stを東へ、2番街を越えると脇に階段が見える。それを駆け上がると
古くて素敵な雰囲気が漂うチューダーシティだ。すぐに左折すると42Stに掛かる
陸橋の上に出られる。ここから西側を見ると、ちょうど摩天楼の先に夕日が落ちる
ところだった。周りには地元の人やカメラを持った観光客の人達もいて、真っ赤に
焼ける夕日と摩天楼の共演を楽しんでいた。道の反対に渡り1番街に降りる階段まで
行くと、お色直しを終えた国連本部ビルが見えてくる。ガラスに写り込んだ景色が
先程の夕日の景色を反射したもので印象的だった。


ここから左折して1番街を北上する。国連前にある各国の代表部を見ながら47Stまで
来るとジャパンソサエティの和風建築とお隣にはトランプタワーの超高層ビルが見え
る。それを越えるとサットンプレイス沿いの小粋なレストランエリアが現れるのだが
時間はちょうど20時ぐらいかな、オープンテラスのテーブルには沢山の人達がいて、
どこも笑顔が溢れている。なんだかとっても良い雰囲気だった。
60Stまで北上してくるとクィーンズボロブリッジが見えてきた。
ここからこの橋を渡ってクィーンズ側へ。


坂道を登っていると辺りの色がどんどん変わってきた。西側の夕焼けと東側の薄暮、
そのコントラストが美しい。振り返るとエンパイヤやクライスラーにも光が灯った、
これからは夜景が美しい時間が始まる。暗くなりきる前に家に辿り着けるかな?
北東の方を見るとマンハッタンとは違った軒の低い住宅街が広がっている。
もうすぐアストリアだ。

橋を渡り切るといつも使ってるクィーンズボロ駅がある。マンハッタンの中では
地下を走っている電車もクィーンズ側に渡れば地上に上がってくる。全てでは無いが
アストリア地区は全線高架になっていて、鉄で作られた高架が連なる光景が見える。
日本のようなコンクリートは殆ど使われておらず、鉄骨を組み合わせた作り。これを
見ていると文化の違いというか、物資に恵まれた国の強さと歴史を感じる。

29Stを左折して住宅街を更に北上する。橋に近いこのエリアは最近ホテルの建設
ラッシュを迎えていて数も増えてきている。マンハッタンでもホテルの建設は続い
ているのだが、一向に料金は下がる事無く、むしろ高騰していると言っても良い。
一昔前は$100でも探せばそこそこのホテルが取れたのだが、今では$400ぐらい
でも安い方だとか?そこで川向うのクィーンズで、しかも渡って直ぐのこのエリア
にホテルが増えたという訳。橋渡るだけでマンハッタンに宿泊するよりも半額ぐら
いにはなるようで、意外な穴場になりつつあるらしい。

そんな住宅街を2km程走るとアストリアのちょうど真ん中辺りか?B'way駅の前に
出る。まだ若干薄暮の残る時間に帰ってこれた。写真を撮りながらなのでペースは
まったく気にしないマラニックな走り。トレーニングになったかどうかは別として
ナイスな時間帯に走れた事で気分良く一日を〆れた感じ。
たまにはコース変えつつこういうのも良いかもね。
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